竹ざるを犬にのせると「笑」
”ザルをかぶせられた犬は、誰かにいじめられているわけではなく、もちろん、帽子というわけでもありません。実はここにはちょっとした洒落が隠されているのです。「犬」という漢字に「竹冠」をのせると「笑」という字になることから、言葉遊びとして、「むずかる子を笑わせ機嫌を直す」という、子を思う親の思いが込められています。寝ている子どもの上につるすと「ザルが水を通すように、鼻の通りをよくする」とも言い伝えられ、昔はざるかぶり犬の鼻の穴にこよりを撚って通し、子どもの鼻づまりが直るように願ったのだそうです……。”
---ZARUKABURI_INU ざるかぶり犬_東京都台東区/H6cm前後
●●ちょっとだけ内容をご紹介します。たとえば、表紙の「ざるかぶり犬」には、上記のようないわれがあります。医療が発達していない時代だからこそ、こんな風にフォークトイにその想いを託していたことが伝わってきます。けれども、ユーモアたっぷりなのがフォークトイの見所。本書に掲載しているもの、どれにもその地域や時代ならではのいわれがあります。
