「うなゐの友」と「巨泉玩具帖」
「FOLK TOYS NIPPON」とは、直接関係はないのですが、最近、発売されたフォークトイ関連本に日本のおもちゃ―玩具絵本『うなゐの友』より
があります。ぱっと見だけでも、渋いです。
FOLK TOYS NIPPONを読んで、フォークトイってかわいいなって思っていただけた方、しかし、掲載しているモノ以外にも、ほんといっぱいあります。そんな中、本来はどんなだったのか、ということで、いまでも参照されることが多いのが「うなゐの友」。
時代を経るにつれて、いろいろなものがお土産品として複製、発明されていく中で(それはそれで「いやげもの」的でおもしろい世界です)、この本で描かれている当時から続くものが、ツウや蒐集家の間でいわゆる本来の郷土玩具とされています。
フォークトイは、単にかわいいマスコット、というだけではなく、ゆるキャラというわけでもなく、こういうマニアックで面白い世界もある、ということをぜひ知っていただきたいです。
同様のものに、「巨泉玩具帖」というものがあり、こちらも参考されることが多いようです。インターネット上では、大阪府立中之島図書館のWEBで公開されており、無料で見ることができます。
いろいろあるので、けっこう楽しいです。たとえば、「FOLK TOYS NIPPON」でも紹介している虻凧や五色鹿・竹鹿は、以下のような形で描かれています。どの絵も、素朴ですが鮮やかさもあり、かわいいです。ディテールの描き方にも、特徴があります。


http://ningyodo.library.pref.osaka.jp/cgi-bin/book_select.cgi?g_id=1
「FOLK TOYS NIPPON」では、そんなベースに基づきながらも、現代的にも通用するものをセレクトしています。
今回、たまたま最初に出した本がフォークトイでしたが、いわゆるモノだけに限らず日本の民俗的な世界、造形とデザインがそれぞれつながる接点を、現代的視点でこれから先、本にして行けたらと思っています。
